実施計画

新規性・独創性

1 教育に特化した研修診療所群を設置し、効果的な地域医療研修を卒前・卒後から生涯教育まで切れ目無く遂行します。本事業では本学でこれまで養成してきた総合診療指導医を事業費で雇用し、教育に協力的な診療所に配置することにより、診療所経営に負担を与えることのない研修体制を構築します。また、同診療所内にスペースを譲り受けて、本学看護学部および薬学部と連携するIPE/IPW部門を設置し、多職種連携による在宅研修を推し進めます。
2 本院と研修診療所との遠隔教育体制を構築します。本院総合診療部では、外来の個別指導と「NHK総合診療医ドクターG」の雛形にもなった診断推論カンファレンスにより、地域医療に活かせる診断学に興味のある若手を数多く育成してきました。本事業ではこれを発展させ、本院総合診療部と診療所を遠隔診療に対応したネットワークで繋ぎ、症例とカンファレンスを共有することにより、本院を受診する比較的まれなもののプライマリ・ケアに欠かせない疾患と、地域での高頻度疾患の両者を相補的に経験できる研修体制を構築します。
3 本院総合診療部の研修登録医制度を発展させ、本院総合診療部での初診外来と研修診療所での研修により、地域医療へのスムーズな移行を支援します。
4 平成28年度設置予定の革新的予防医科学共同大学院の臨床疫学コース(仮称)などの本学大学院や本院高齢社会医療政策研究部などと連携して、プライマリ・ケアに関する研究手法を学習しながら学位を取得するプログラムを用意します。
ネットワーク
現場での多職種関連携教育
ページトップへ